足利も春をむかえ暖かい陽気の日が多くなりました。
春を健やかにすごしたいところですが、人によっては花粉に悩まされる季節でもあります。
今回は、花粉症の対策を漢方の視点からふれてみます。
花粉症は一型のアレルギーで免疫のバランスが崩れている状態ともいえます。
一方、漢方では花粉症の状態を、体を守るバリア機能のエネルギーが不足している事によっておこっているととらえます。
このバリア機能のエネルギーを漢方用語では「衛気(えき)」と呼びます。
この衛気は身体の根本的なエネルギー(気)から供給されているので、衛気が不足している人は身体の体力が落ちている状態であるともいえるのです。
そのような人は、疲れやすい、かぜをひきやすい、食欲不振、冷え性といった体調不良を伴う事が多いです。
それでは、この衛気を養うにはどのようにしたらよいでしょうか。
それは、胃腸の調子を整え栄養をしっかりと消化吸収する事や、滋養強壮をして代謝をよくしたり内側から潤したり、身体を冷やしすぎないようにする事です。
衛気を養う事は花粉症だけではなく、様々な体調不良を予防し健康的な生活を送る上では大切な事です。
また、漢方では花粉症といっても、症状や体質のよって様々なタイプに別けられます。
ゆえに、それぞれの状態にあった養生法があります。
自分にあった養生法で春を快適にすごしましょう!
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