漢方で妊活!!『妊娠力』を高めるからだづくり
近年、未婚率や初婚年齢の上昇に伴い、初産の平均年齢は年々上昇しています。「内閣府 平成28年版少子化社会対策白書」によると、初産の平均年齢は2011年に平均30歳を突破しました。それに伴い、不妊治療を選択する人も増加しています。今回は、漢方による妊活ポイントをご紹介します。
漢方で考える妊活ポイント
30代になると妊娠力は少しずつ低下しますが、妊娠しやすい年齢でも不規則な生活や疲労、ストレスなどによってホルモンバランスが乱れ、妊娠しにくいこともあります。一方、40代でも妊娠力を維持している人もいて、妊娠のしやすさは個人差があります。
こうした個人の妊娠しやすい体づくりをするうえでバックアップしてくれるのが漢方の知恵です。漢方は、もともと体に備わっている力を取り戻し、さらに高めていこうというものですから、女性ホルモンのバランスを整え、月経を本来の状態に戻したり、卵巣を元気にしたりなど、妊娠しやすい体づくりは得意分野です。
また、一人ひとりの体質や年代に合わせてきめ細やかに対応するのも中医学の特徴で、個々の体質や現在の体の状態を見極めながら、妊活のサポートを行います。アプローチは、「養血(ようけつ)」「活血(かっけつ)」「補腎(ほじん)」などがあります。
7の倍数と「腎」の充実度
漢方では、女性の体は7の倍数で変化すると考えます。「腎」は卵巣機能や女性ホルモンとも深い関わりがあります。次にご紹介するのは7年毎の変化の特徴です。
※漢方の「腎」は、臓器の腎臓ではありません。生殖・成長・発育などの人体の機能に対してつけれたら概念です。
「腎」の充実度からみると、妊娠に適しているのは21歳頃から35歳頃です。ただし、妊娠のしやすさには個人差があり、40代になっても妊娠力を保っている人もいます。
将来妊娠を希望される方や現在妊活中の方は、今回ご紹介した、漢方の養血、活血、補腎をベースとした“妊娠力”を高める体づくりに取り組んでみてはいかがでしょうか
今回紹介したタイプの他にも、症状が長引いたり時間の経過と共に変化していくなど様々なタイプがあります。その症状に合った養生法をとる事が上手なやり方ですので、ご興味や関心のある方は、カキヌマ薬局までお問い合わせください。
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